« 今年を振り返って | メイン | 西村真悟氏逮捕、そして相変わらず中国よりの日経社説 »

「放浪記」と「道」

 林芙美子放浪記を読んでいます。その中で林芙美子が母親から「ビョウキスグカエレタノム」との電報を受け取り、旅費を前借りしようと会社の社長に掛け合って断られ、「それなら辞めますから、そのかわり今までの報酬を頂きます」と言うと、社長に「自分で勝手に止されるのですから、社の方では、知りませんよ。満足に勤めて下すっての報酬であって、まだ十二三日しかならないじゃいりませんか!」と給料の支払いを拒まれるシーンがあります。

 当時は労働基準法もなかった時代ですからそんなこともあったのでしょう。今では考えられないことですが。

 日本がまだまだ貧しかった時代の、白いご飯を食べることが夢であった林芙美子の若き日々が綴られています。時々「死にたい」なんて弱音を吐いていますが、底に流れるのは人間賛歌。すばらしい読み物です。私はこれを読みながら何故かフェリーニを思い出してしまいます。

放浪記
放浪記
posted with amazlet on 05.11.27
林 芙美子
新潮社 (1979/09)
おすすめ度の平均: 4.5
3 極めて私的な視点から
5 カッコイイ女
5 孤独のなかで凛として生きる

道
posted with amazlet on 05.11.27
アイ・ヴィー・シー (2002/04/25)
売り上げランキング: 5,568
おすすめ度の平均: 4.64
5 砂漠の一滴
5 フェリーニ初期の代表作にして世界的名作
4 ニーノ・ロータに


▼あなたのワンクリックが私のブログを継続するチカラになります
人気blogランキングへ

▼ここはクリックした後に投票してくれるとうれしいな
士業ホームページランキング ブログ部門

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://kobayashi.s40.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/1115

この一覧は、次のエントリーを参照しています: 「放浪記」と「道」:

» ウェルスクラブ って凄い!(平秀信) from 情報起業家ネットワーク・ビジネス研究会
2005年10月から始まったウエルスクラブ、めちゃくちゃいいですね! 毎月届く対... [詳しくはこちら]

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)