筆者は財政社会学的アプローチから、人間の全体性を押しつぶしてしまうような現在の構造改革に意義を申し立てています。というよりも構造改革の背後理念となっている主流派経済学に異議を唱えています。気候も風土も相違している国々で共通のルールなど存在するはずがないのに、主流派経済学は単なるアメリカンスタンダードをグローバルスタンダードと言い換え、アメリカンスタンダードを導入すれば経済が発展し成長すると考えています。ところが実際に導入すれば格差は拡大し社会に亀裂が走る、犯罪も増加する。筆者はスウェーデン型の知識集約型産業を発展させるべきだと説きます。