2007年問題、技能継承を怠ってきたツケ
9月5日付け日経朝刊11面「経済の視点」団塊の世代「2007年問題」と題する編集委員の囲み記事で、団塊の世代が一斉に定年退職する2007年問題が日本の製造業を揺さぶっている問題を取り上げている。
1985年のプラザ合意後の円高不況を境に日本の製造業は海外へ工場移転を進め、国内での人員を削減してきた。バブルの崩壊も乗り越え企業は収益を回復したが、気がついたときにはリストラを乗り越えてきた団塊の世代も、定年間近。
不況下で若手社員を採用してこなかった中小企業はもっと深刻だ。日本が世界に誇るモノづくりも後継者不足で将来が不安だ。
私が以前勤務していた工作機械メーカーも私が入社した2~3年後あたりから製造現場には殆ど採用せず、営業、サービス、開発ばかり新卒を採用していた。ふと気がつくと工場には定年間近の人たちばかり。製造の技術は1年や2年で身に付くものではありません。10年かかってやっと一人前に出来る仕事もあります。製造業の屋台骨を支えるのは技術を持った工員です。これから製造技術の後継者を養成してこなかったツケが廻ってきそうな気がしてなりません。
▼秋味に続いて万葉蔵という島根の日本酒を飲みました
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