年金を損得で論じるなんて
最近、マスコミや一部の学者が盛んに売らんかなの精神で書き殴っているのが年金損得論です。昭和何年生まれ以降は年金保険料を支払っても元が取れないから支払うだけ損だ、と言うものです。これから何十年も後の経済状態まで予測出来るんですか、そのエラーイ先生方やマスコミの方々は???
そもそも保険制度で損得を論じること自体大間違い。健康保険だって病気にならなければ一円の得にもなりません。ただ掛け捨てるだけです。だからと言って病気にならなければ損だから皆さん進んで病気になりましょう、なんて一体誰が言いますか?失業保険だって同じです。失業保険なんて貰わないですむなら、その方がずっといいんです。
それに損得で論じるのなら障害年金や遺族年金などは自分が支払った保険料の何倍も何十倍も、ひょっとすると自分が1円も保険料を支払わなくても満額もらえたりする。損得を論じる人たちには老齢年金しか視野に入らないようだ。保険料を事業主が半分負担していることも知らない人が多い。払った分が戻らないと言うのは事業主が払った分も含めてのこと。自分が支払った保険料の倍近くは戻ってくる計算なんですよ。
年金保険料を支払うのが損なら、昔の日本のように子供が親の面倒を全部見るんですか?そんなことが出来るとでも思っている人は誰もいないでしょう。
現在のところ、少子高齢化が進んでいます。保険料の負担増・給付減はやむを得ないことでしょう。確かに社会保険庁や天下り特殊法人の無駄遣いには手をつけるべき点もあることは事実ですが、それだけでは済まないことでしょう。